【オリロンパ】外道法正人と13人のサイコピカレクスロンパ【安価】CHAPTER2
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68: ◆ZxRjStgCq8Lj[saga]
2017/06/18(日) 01:36:24.54 ID:Ncm3DcU70
夕食の準備が終わり、最上が皆を呼びに行き、暫くして全員揃った。

こんな協調性の無さそうな歪なメンツでも、意外にも食前の挨拶は見事に揃った

「「「「「「「「「「「「「「頂きます。」」」」」」」」」」」」」」

目の前に並んだのは、白米にサラダ、そして大皿に盛られた麻婆豆腐という品揃えだ。

その魅力的な香りのせいか、生徒達は物凄い勢いで大皿に手を伸ばしていく。

柾木「美味い!こんな美味い物食ったの数年ぶりだ!」

津守「ホントだ!数年ぶりではないけど凄く美味しい!」

佐々柳「ねぇ、これ誰が作ったの?後でレシピ教えてほしいんだけど。」

それぞれが勢いよく麻婆豆腐を食べて行く中、2人手を付けない人が居た。

一人は、多和田。一人は、外道法だ。

最上「あれ…?二人は、食べないんですか?」

多和田「……肉は食えないんだ。食いたくない。」

ヴィヴィ「ベジタリアン…って事かしら、それじゃ仕方ないわね。外道法くんは?」

外道法「……辛い物、食えねぇんだ。」

四ツ葉「…え?」

外道法「何驚いてんだよ、別に普通じゃねぇか。」

津守「いや…これは私も意外だわ。外道法って何か弱点とか無さそうだったから。」

外道法「おいおい、こんな善良な小市民に何言ってんだ。」

五十嵐「善良…は触れないでおくとして、小市民というのは無いだろう。」

佐々柳「それは置いといて、二人はおかず無しでごはん食べるの?」

多和田「…俺は慣れてる。」

外道法「何かくれ。」

谷内「…たらこなら有る。」

外道法「辛ぇじゃねぇか!」


そうして、僕達の賑やかな晩餐は終わった。

外道法のイメージも、少し和らいだ気がした。最も、僕の彼に対する不信感が消えた訳ではない。

むしろ、彼がどういう人間なのか、より解らなくなった。そんな事を考えながら、僕は部屋へと戻った。


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