【オリロンパ】外道法正人と13人のサイコピカレクスロンパ【安価】CHAPTER2
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30: ◆ZxRjStgCq8Lj[saga]
2017/06/15(木) 22:32:52.94 ID:T+ok1unq0
最後に残ったのはこの部屋か…

異様に重厚な扉と、異様な雰囲気。正直、入りたくない。

しかし、入らないわけにもいかない。そう思い、僕は扉を開けた。

部屋に入ってからの一つ目の感想は……寒い。

肌寒いとかいうレベルでは無く、冬の朝のような、気温一桁台の寒さだ。

部屋の内装も、15個のコインロッカーの様な物が並ぶだけという、簡素過ぎるものだ。

天地「四ツ葉さん…ですか。」コインロッカーの様な物の前に立った彼は言った。

四ツ葉「天地くん…この部屋は?」

天地「……死体安置所の様です。」

…彼の言葉を聞いて、寒さが一段と厳しくなった気がした。そんな僕をよそに、彼はランプの灯った2つのコインロッカー風の物を指差した。

その中に、被害者の彼と、加害者の彼が入っていることは、容易く理解できた。

天地「酷い…事件でした。」

四ツ葉「そう…だね。彼の気持ちは理解出来ないよ。」

天地「彼の所業は決して許されるものでは無いでしょう。
しかし、彼が死んだ今、残された彼の死体には何の罪もありません。此処から出るその日まで、物部さんの死体と共に守り続けるのが生き残った我等の使命でしょう。」

四ツ葉「…そうだね。幾らあんなことをしたからって、死んでしまったら良いも悪いも無いもんね。」

天地くんと共に、彼等に手を合わせ、その場を後にした。


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