【オリロンパ】外道法正人と13人のサイコピカレクスロンパ【安価】CHAPTER2
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198:名無しNIPPER
2018/11/20(火) 20:26:23.16 ID:eDdoPAeM0
日が落ちると助けは期待できない。
飛行機は見つけてくれないだろうし、人は出歩かないだろうから。
夜には閉じこめられ、ゲームの進行を強いられるのだ。
屋上にいることをやめ、紘美たちは食事を摂ることにした。
レトルト食品を並べた、ささやかな夕食会。
クラスメイトと一緒なのに、まるで楽しくない。
いつもなら昨日のテレビが、ネットでこんな話が、あのゲームが……など、他愛もないことを楽しめるはずなのに。
都築と八重樫が少し冗談を言い合っているくらいで、静かなものだ。
夜の七時を回る頃には食事を終えていた。
紘美たちは椅子とテレビのある広間へ戻る。
何の方策もないまま、後一時間で刻限になるのだ。
本物の『死』が迫っているかもしれない。
いや、違う。こんなバカげた状況、本当であるはずがない。
これはなにかの冗談だ。

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