68: ◆4HY9pIvuLs2n[saga]
2017/06/02(金) 20:30:41.54 ID:Y0BzuQ3MO
私立幸矢倉中学校 体育館 16:00
キュッ
優「パス!お願い!」
カナ「ユウ!お願い!」
短髪で日に焼けた少女から、ワンバウンドを経てポニテ長髪の少女へとボールが渡る。
リコ「チッ、ユウにボールが回ったよ!」
短髪の少女についていたキツめの顔をした眼鏡の少女は、自分の後方に居るちょっとふわふわした少女に声を飛ばす。
サヤ「わかってるよぅ!」
そのふわふわした少女は、その印象とは裏腹に、機敏にボールを持った少女を追った。
後輩と思わしき少女たちも、少し遅れて追いすがる。
しかし、少し走ったあたりで急停止した少女は、高く飛び上がってボールを投げた。
優「ほっ!」
サヤ「うわっ、そっから3ポイント?!」
果たして、ボールは籠のネットを抜け、得点を知らせるホイッスルが鳴る。
その後、眼鏡の少女とふわふわした少女が居るチームは点を返すことなく、試合終了のホイッスルが鳴った。
リコ「っかァ〜……やっぱ強いわ、ユウは」
カナ「ナイスナイス!次の試合も宜しくね!エースさん?」
優「や、やめてよ///恥ずかしい……」
サヤ「ユウが居れば今年も百人力だよぉ〜、全国目指してがんばろぉ〜!」
放課後の、青春の一幕。
少女達の日常は、平穏に流れていた。
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