127: ◆yDRTlTuYWyVS[sage]
2017/07/30(日) 00:20:39.39 ID:c5nef+o9o
風のように流れる毛並みの、小さな猿。
ガラスのようなものでできたケースには、それが入れられていた。
ポポン「それ……!ヒューモ!大丈夫!?しっかりして!ヒューモ!」
炎に照らされ僅かに気がついたのか、猿は、消え入るような声で言った。
ヒューモ「誰か……契約を……」
優「契約……わかった、私がする。だから、マホを助ける力を貸して!」
ポポン「無理だ!人間は一人につき一つしか契約は……!」
ポポンの言葉の途中で、優の周りで風が巻き起こった。
ベルトのバックル。炎の蓮華の中央にある花托の部分が、竜巻のような形に姿を変える。
風は、炎を巻き込み。
炎は、酸素を受けて強く燃え上がる。
銀の鎧は、風をイメージさせるようなレリーフが施され、手元で渦巻く炎は、両端が細い鬼の金棒のようになった身の丈ほどのロッドになった。
これが、仮面ライダー火蓮の真の姿である。
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