90: ◆DaDaZF1cqw[saga]
2017/06/08(木) 02:33:24.34 ID:ebns5SJIo
――
提督「はぁ」
翔鶴「お疲れですか」
提督「長い秘書艦だろう見てわからないか」
翔鶴「もっとお疲れの提督を知っていますから」フフ
提督「……そうか、だろうな……本当にアイツらは、女三人寄れば姦しいとかいうやつか?」
翔鶴「私も入ってます?」
提督「どう思う?」
翔鶴「提督が女所帯で肩身が狭いのも知ってますので、そういうことです」
提督「翔鶴は意地悪だな、ははっ、面倒くさいものだ」
翔鶴「提督の形式ばったお堅い言葉遣いも相当に、面倒だと思うのですが」
提督「はっ……」
翔鶴「めんどくさいモノなんですね、人間とは」
提督「その通りだね」
翔鶴「斯くも時が経とうと、人は形式を重んじる、規則を遵守する。 統一するため統治するため」
翔鶴「このたった一つの道具も然り、理由を統一するための形式に過ぎないのに」
提督「だが浪漫はあるじゃないか、そんな形式の一つにも意味を付けてやる、ほんのちょっとの反逆さ」
翔鶴「小さくないですか?」
提督「どうだろう、人は誰しもがロマンチストだと聞いた、たった一つの世界がその人の全てなんだ、どうだ広いだろう」
翔鶴「……視野の差、なのでしょうかね」
123Res/95.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20