17: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:15:51.93 ID:ktaiMC2E0
百合子「はううぅ……」
杏奈(……)
また…… 目覚めてしまいました……
18: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:16:43.38 ID:ktaiMC2E0
杏奈ちゃんの可愛さに何とか耐えきれるようになってきて、私はついに天国の門(ヘブンズゲート)の先、杏奈ちゃんのほっぺたという名の聖域に手を……
百合子(だ、ダメ冷静になるのよ百合子、確か夢を見る状態はレム睡眠と呼ばれる浅い眠りの状態であったはず……)
百合子(ここで杏奈ちゃんを刺激してしまったら杏奈ちゃんを起こしてしまう…… 杏奈ちゃんの安眠を妨害するなんてもっての他、あってはならないことよ……)
19: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:17:16.07 ID:ktaiMC2E0
百合子(ダメ、私の中の悪魔が囁いてくる! 助けて私の中の天使さん!)
天使百合子さん「……」
百合子(天使さん! 何か言って!)
20: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:17:42.71 ID:ktaiMC2E0
薄目を開けながら、百合子さんのそわそわ小声をがんばって聞いて、それをまとめると…… 百合子さんは杏奈のほっぺに触りたいみたいです
ほっぺを触る……? それってどういうこと……? つねったり、叩いたりするわけじゃない…… よね?
考えてもわからなくて、ただひとつ言えるのは、百合子さんに触れられるって想像してると、胸がどきどきして、とっても熱くなるってことです
21: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:18:12.13 ID:ktaiMC2E0
百合子「はわぁ……っ!」
杏奈ちゃんの頬に指が触れた瞬間、緊張の震えは止まり私の体は圧倒的な癒しの波動に包まれました……
百合子(これが杏奈ちゃんのほっぺた……)
22: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:18:59.15 ID:ktaiMC2E0
百合子「はっ!」
ダメ、ダメよ百合子 いつまでもこうしていたら
私は我を取り戻し、名残惜しくも杏奈ちゃんのほっぺから指を離して、杏奈ちゃんの様子を観察します
23: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:19:49.93 ID:ktaiMC2E0
百合子さんに触れられるまで、どきどきして、胸の音がうるさくて、その音が百合子さんに聞こえちゃうんじゃないかって
でも百合子さんの細くて綺麗な指に触れられたら、何故かとっても落ち着いて……
もっと触って欲しい、ほっぺをぷにってするだけじゃなくて、手のひらで撫でて、そのまま……
24: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:20:38.17 ID:ktaiMC2E0
杏奈ちゃんの安眠を確認した私は再び杏奈ちゃんのほっぺたをつんつんしてみました
百合子「はわわ〜……」
二回目で慣れたのは触れるまでの行程、杏奈ちゃんのほっぺたの感覚は慣れるわけも無く、またもや私の心を極楽浄土に連れていくのでした……
25: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:21:15.43 ID:ktaiMC2E0
海美「ゆ、ゆりりん!?」
杏奈「杏奈…… 寝ちゃってたんだ……」
海美「あっ!? また起こしちゃってごめんねー! 今度から静かに入ってくるから!」
26: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:21:45.93 ID:ktaiMC2E0
その後私は自分の行いを思い返し、またもや激しい後悔に襲われるのです
少女の寝込みを襲うなど悪鬼羅刹、悪の魔王の行いに違いありません
私は欲深く誘惑に簡単に負けるような弱い人間であることは自覚していましたが、まさかここまでとは……
27: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/05/31(水) 00:22:24.90 ID:ktaiMC2E0
今日お仕事の予定があるのは私と杏奈ちゃんだけ、それに何やら向こうの都合でお仕事の前に1時間くらい事務所で待機と言われています
杏奈ちゃんはまたまたおねむで、ちょっと揺すったくらいでは起きそうにありません
完璧です、私が杏奈ちゃんの寝込みを襲うお膳立てが完璧になされています
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