オレンジペコ「私の名は……アレンジペコです!」
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5: ◆LvkSa83W7.[saga]
2017/05/30(火) 18:32:43.18 ID:sUFklkeK0
麻子「ど、どうして……こここんな……」ガタガタ

華「これ以上麻子さんに沙織さんを独占されるのは許しがたかったので、勝手ながら上がらせていただきました」

麻子「わ、私が沙織を独占? 何のこと――」

華「ここのところ沙織さんは毎朝毎朝麻子さんを起こさなければとここに通いづめなんですよ御存知ですか!? 私が一緒に登校したいとお誘いしてもいつもいつもいつもいつも麻子さんを起こしにいくから先に行っていてと沙織さんは私ではなく麻子さんのおうちへ向かうのです! つまり沙織さんは麻子さんのせいでずっとずっと行動を縛られているのですよ気づいておられましたか!? どうなんですか!?」ドスッドスッ

麻子の頭のシルエットをなぞるように、枕に突き立てられる包丁。

麻子「ひぃっ!? ほ、包丁は放してくれ! 危ないから! 話は聴く!」ブルブル

華「……ずるいです。幼馴染みなんて。今更なにもしなくても沙織さんは構ってくれる。私と居ても出てくる話題は男性との恋愛の話か麻子さんのことばかり……それなのに朝の沙織さんとの時間さえ貴女は私から奪っていく……もう、限界なんですよ麻子さん……」スッ

麻子「分かった! 起きる! 沙織に起こされなくてもちゃんと毎朝自分で起きて学校行く! だからやめてくれ!」

華「…………本当に?」

麻子「約束する! それに今日のことは沙織にも誰にも言わない! だから命だけは……」

華「……分かりました。麻子さんは大好きなお友達で、大切なチームメイトです。私だって傷つけたりなどしたくありません。ですが――次はありませんよ?」ギロリ

麻子「あ、ああ……分かった……!」コクコク

華「では、学校で。お邪魔致しました」ペコリ ニコッ

スタスタ…

麻子「……うっ……グスッ……」プルプル


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