【ガルパン】大洗女子学園 農業科生徒による もう一つの戦い
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53: ◆OBrG.Nd2vU
2017/05/28(日) 15:05:59.51 ID:PK4z7V+n0

「え? なんでですか?」


「あまりに突然な廃艦通知。 前日知らせて翌日退艦しろだなんて、いくらなんでも横暴すぎる。

 大洗女子学園を預かる学園長として、黙っていないでしょう。

 あちこちに連絡して、少しでも廃艦を撤回できないか働きかけるはずよ。

 私達が知っている学園長なら、そのぐらいはするわ」


「はぁ……」


学園長のことを良く知らない私は、曖昧に頷くしかできなかった。

学園長と面識ができるのは、だいたい3年生になって各科、各コースの幹部生徒になってからだ。


「それに……あの生徒会長が黙っているはずがないな。

 策士の杏なら、学園長と共謀して、私達が想像もつかない何かをたくらむんじゃないかな」


クロ先輩が唐突に私達の学校の生徒会長の名を出した。

そうか。 クロ先輩は生徒会副会長の小山先輩と友人なら、生徒会長とも友人なのかもしれない。



「なんにせよ、学園長のハンコ付き再乗艦許可証がないと厳しいわ」

酪農班長にそう言われたクロ先輩は、数瞬何かを考えたふりをして、その後、解放された艦壁からのぞく大洗の街並みを見て、こう言ったのだ。




「となると少数精鋭で隠密作戦だね。ウチの戦車道チームの得意ワザだ。私達もやってみよう」



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