【ガルパン】大洗女子学園 農業科生徒による もう一つの戦い
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114: ◆OBrG.Nd2vU
2017/05/28(日) 15:40:41.18 ID:PK4z7V+n0

牛のお産は、立った状態で産む場合も多いが、母牛にとっては寝た状態で産んだ方が楽と言われている。

牛を世話する者にとっても、その方が安心感があるので、分娩する母牛にはあまり立っていてほしくないと思っている。


今回は昇降リフトを動かせないようにする目的で、分娩予定がずれ込んだあの乾乳牛をあの位置に連れて行ったのだが、上手く寝てくれて二重の意味で良かった。

二重の意味とは、今の安心感の話の他に、立たれると当たり前だが歩かれちゃう恐れがあったからだ。

昇降リフトの安全センサーを邪魔するものがいないなら、昇降リフトは作動可能になってしまう。

その場合、あるいは、あの乾乳牛の分娩予定日がさらにずれ込むような場合には、

最悪、安全センサーに牛の生フンを塗りたくって、センサーを壊してやろうと考えていた。


だが今回、あの乾乳牛は上手くあの場所で寝てくれた。そしてドンピシャ! お産が近い!


「なんでこんなところで、牛がお産しようとしているんだね!?」

訳が分からないといった顔をしている文科省の男だったが、いやほらだって、分娩って自然の営み、天からの贈り物じゃない?

だから、ここで昇降リフトが動かないのは、天災みたいなものでしょ?




さあ、風はこちらに吹いているぞ!



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