鷺沢文香(サキュバス)「淫夢を見せてあげます・・・」
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52:名無しNIPPER
2017/05/29(月) 23:41:32.66 ID:IGLMWUhkO
美波は物心着いた時から自分が男を欲情させることを知っていた。
それは淫魔の中でも飛び抜けた才能の持ち主だった。

最初はそれに悩まされもしたし、危険な目にも会いそうになったが、人間をいなすことなど魔翌力の才能に満ちた彼女にとって容易なことだった。

思春期を過ぎる頃にはすっかり慣れて諦めていた。自分にも男という生き物にも。彼女にとって男はただの利用するべき道具という認識だった。

だから最初彼にスカウトされた時も、自分の力にあてられた哀れな男なのだと思った。

暇つぶしに彼の事務所まで足を運んで見て驚いた。
あの千川ちひろが事務員として働いていたのだ。
他にも自分と似たような存在が何人もアイドルとして所属していた。

P「ビックリしただろう?この事務所で男は俺だけなんだ。両手に花畑だな、なんて言われるけど肩身がせまいよ。」

それはそうだ普通の人間がこの事務所で1日と持つわけがない。

彼はどこからどう見ても普通の人間だ。
こんな場所で正気を保っていられる男に興味を持って申し出を受けることにした。




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