583:名無しNIPPER[saga]
2017/09/25(月) 02:59:56.21 ID:fIdUKdx/O
老人「故にーー」ズッ
騎士団長「がッ…」
ブシュッ…ボタボタッ…
老人「故に、存在する必要は無い」
騎士団長「(……意識が薄れていく……それはそうだ。腹に穴が空いたのだから当然だ……)」
騎士団長「(これまでにも死を覚悟したことはあったが、いざこうなると実感が湧かんな)」
騎士団長「(……しかし呆気ないものだ。詰まるところ、私は神に弄ばれただけというわけか)」
騎士団長「(姫様は……)」
王女「………」
騎士団長「(姫様は、あの者の中で生きておられるのだろうか? そうであって欲しい。そうでなければ、あまりに救いがなさ過ぎる)」
騎士団長「(……姫様、申し訳ありません。騎士として誓いを守れずに逝ってしまうこと、どうかお許し下さい………)」
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