530:名無しNIPPER[saga]
2017/09/06(水) 22:10:16.20 ID:60/2RLhIO
盗賊「そうだな。さぁて、行くかぁ」ノビー
戦士「(こんな奴だ。どんな道を歩んできたのか聞いた所で真面目に答えはしないだろうな)」
盗賊「急がなきゃならないとは分かってるけど、どんな所なのか楽しみだな」
戦士「(まったく、子供のような奴だな。怖れも迷いもなく、ただただ明るく温かい表情をする)」
ザッ…ザッ…
戦士「(思えば、以前は皆もこうだったな。明るく陽気で大らかで、温かい心を持っていた)」
戦士「(日の光を浴び、涼やかな風を受け、空を見つめ、何処までも続く草原を駆ける)」
戦士「(……皆がそうだった。あの日が訪れるまでは……)」
戦士「(今では家族を失った癒えぬ痛みと深い悲しみ。それらを抱えながら鬱々と過ごす日々)」
戦士「(あれから十数年が経ったが皆の時は止まったままだ………)」チラッ
盗賊「?」
戦士「(この男にとってはいい迷惑だろうが、期待している自分がいる。出会ったばかりだというのに……)」
戦士「(……こいつが私に与えてくれたもの。言葉には出来ない『それ』を皆が感じてくれたなら。もしそうなれば、きっと何かが変わる)」
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