514:名無しNIPPER[saga]
2017/09/04(月) 00:33:01.13 ID:z0piNFb+O
戦士「こんなこと、とは?」
盗賊「今の状況のことだよ。触れたり抱き着いたり、抵抗とかないのか?」
戦士「ニンゲンの方がまだマシだ。火を放った奴等はこっち側の奴等だからな」
盗賊「……そうか。あのさ、襲撃以降は隠れ住んでるのか?」
戦士「ああ、何せ王が直接襲撃したんだ。王に敵視された種族が外で生きるなど危険過ぎる」
戦士「私達が『こうなった』のは他の種族も知っている。私達には此処で生きる他に道はなかったんだ」
盗賊「(姿を消した種族の隠れ里。狐娘が言ってた安住の地ってのは此処なのか?)」
戦士「お前こそ抵抗はないのか?」
盗賊「ん?」
戦士「ニンゲンはこちら側の奴等を蛮族と忌み嫌っているのだろう?」
盗賊「みたいだな。俺は角があろうと尻尾があろうと美女とあれば大歓迎だけどさ」
戦士「……お前の瞳には嘘がないな。妹が信用したのも分かる気がする」
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