453:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 02:13:01.84 ID:/FszNacrO
看板娘「?」
警備兵「大罪人の逃走幇助。将軍の命に背いた反逆罪。片一方でも処刑は確実だ。人生を棒に振ったようなものだ」
看板娘「なら何で協力したのさ。あたしにはそれが一番意外だよ。そういうタイプには見えないし」
警備兵「自覚はしている。しかし、あんな話を聞かされれば仕方がない」
看板娘「姫様の話を信じるの?」
警備兵「信じる信じないの話じゃない。あの時の彼女には有無を言わさぬ何かがあった」
警備兵「威厳、風格。発する言葉の一つ一つに強い意志を感じた。あの時の彼女は王女というより女王のようだった」
看板娘「確かに。あれだけ言葉に力がある人は見たことない。初めて会った時とはまるで別人みたいだった」
警備兵「……本当に別人なのかもしれないな。もしそうであったとしても最早驚きはしない」
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