434:名無しNIPPER[saga]
2017/07/29(土) 02:04:41.32 ID:3Ro3ad/0O
盗賊「分かった?」
看板娘「気にしないで、こっちの話だから。それより動けるよね?」
盗賊「そんな風に聞かれたら「はい」としか言えねえだろ。向こうの手筈は整ってんのか?」
看板娘「勿論。向こうには騎士団長と警備兵がいるからね。色々あったけど何とか協力する方向に持っていけたよ」
盗賊「……良く信用してくれたな」
看板娘「事情を説明したら分かってくれたよ。警備兵には過去のことを根掘り葉掘り聞かれたけどさ……」
盗賊「そりゃそうだろうな。で、どうすんだ? 策は練ってあんだろ?」
看板娘「うん。あんたと姫様を今夜中に奴等の手の届かない場所に逃がす」
盗賊「そんなとこあるっけ?」
看板娘「一つだけね。こっち側で王の力が一切及ばない安息の地ってやつがね」
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