323:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/25(日) 10:16:53.48 ID:OvgkZgD8O
王女「っ、何故そこまで…」
騎士団長「守る立場だからこそです。我々のような者にとって、ニンゲンとは犯罪者でしかない」
324:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 10:41:01.77 ID:OvgkZgD8O
騎士団長「この際、はっきりと言っておきます。姫様が仰っていることは綺麗事です」
王女「!!」
325:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 11:09:19.00 ID:OvgkZgD8O
王女「……わたしには、分かりません」
騎士団長「そうでしょうな。姫様には書物で得た知識しかない。彼等が与えられた痛みを見たことがないのですから」
326:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 14:30:44.28 ID:OvgkZgD8O
王女「そのお言葉を返すようですが」
王女「わたしはニンゲンという種族に救われたのではありません。わたしは彼というニンゲンに救われたのです」
327:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/25(日) 23:17:08.89 ID:BGtx0UxZO
王女「お言葉を返すようですが」
王女「わたしはニンゲンという種族に救われたのではありません。わたしは彼というニンゲンに救われたのです」
328:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 00:47:45.00 ID:b2rVHaqQO
騎士団長「姫様、落ち着いて下さい。まだ奴が死んだと決まったわけではありません」
騎士団長「此処を出る前に警備兵が医者を手配させたのを憶えていますか?」
329:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 01:00:42.58 ID:b2rVHaqQO
王女「では、兵士さんは泥棒さんを……」
騎士団長「ええ、助けるつもりです。死亡確認していないのであれば、まだ分かりません」
330:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 01:30:13.97 ID:b2rVHaqQO
騎士団長「………」
王女「現実。そう言われた時は頭をがつんと殴られたような気がしました」
331:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 01:45:03.02 ID:b2rVHaqQO
騎士団長「ですが、生きているかーー」
王女「ええ、生きているかどうかなど分かりません。だからこそ、信じて待ちます」
332:名無しNIPPER[saga]
2017/06/26(月) 01:54:56.19 ID:b2rVHaqQO
王女「……どうか、彼をお救い下さい」
騎士団長「(内向的で読書が好きな少女。勝手にそう思い込んでいたが、どうやら違っていたようだな)」
333:名無しNIPPER[sage]
2017/06/26(月) 01:55:43.99 ID:b2rVHaqQO
また明日
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