315:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 02:11:01.38 ID:/HbUbsMAO
長い戦いが始まった。
一度距離を取ろうとするが追い付かれ、接近戦を余儀なくされる。
石畳ごと地面を穿つ圧倒的な力に戦慄しながらも間一髪で避け、鞭による奇襲を仕掛ける。
攻撃を掻い潜り鎧通しで刺し貫き、更には心臓を貫くが白い騎士の動きは止まらない。
白い騎士は動揺する盗賊の首を掴み、盗賊を盾に家屋を次々と突き破り、屋根を蹴り跳んだ。
盗賊は内肘を突き刺し空中で拘束を解き、牧場に落下。藁の山に救われる。
焼け跡が淡く光っていることに疑問を持つ盗賊だったが、直後に白い騎士が牧場に降り立ち再び戦いが始まる。
先程とは打って変わり舞うように斬り付けてくる攻撃に付いて行けず、袈裟に斬られてしまう。
身を捩って体勢を立て直したものの白い騎士の猛攻は収まらず、遂には右肩をも貫かれる。
膝を突き敗北したかに見えたが鞭に仕掛けていた爆弾を誘爆させ、首を吹き飛ばすことに成功。
しかしそれでも白い騎士を倒すことは叶わず、遺体現場に組み伏せられてしまう。
盗賊は死を覚悟したが、垂れ下がった首の繊維に齧り付き、白い騎士の頭部を引き千切ろうと試みる。
やめろと叫ぶ白い騎士の声が届くことはなく、頭部を引き千切られ完全に沈黙。
死闘の末に勝利したものの、盗賊は深い微睡みに落ちたのだった。
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