191:名無しNIPPER[saga]
2017/06/08(木) 23:16:00.09 ID:X9kGqpLKO
警備兵「……ふ〜っ。もう、夜か…」
バサッ…
警備兵「チッ…事務員の奴め」ガタッ
スタスタ…
警備兵「(書類整理くらいしっかりしろ。茶を啜りに来るのが仕事だとでも思ってるのか。まったく……?)」
警備兵「これは中央から届いた犯罪者名簿? 届いたのは、今朝か……」ペラッ
警備兵「……!!?」
警備兵「(罪状は王宮への侵入。暗殺未遂。現行犯逮捕。特別独房行き。処刑確定……)」
警備兵「これは、これは一体どういうことだ?」
警備兵「(この人相書きは間違いなく奴だ。それはいい。問題は既に処刑済みの判が押されているということだ)」
警備兵「(こんな大罪人を生かす理由がない。が、奴は確かに生きている)」
警備兵「(まるで意味が分からない。死亡者扱いにしてまで生かしている理由は何だ?)」
警備兵「(……どうやら、もう一度話をする必要がありそうだな…)」
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