14: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 20:58:14.55 ID:MI9gASQm0
双葉杏「ねえ、あの子。杏のプロデューサーやってくれないかな」
ちひろ「杏ちゃん? 杏ちゃんは、ちゃんとレッスン受けてくださいね」
礼子「れ、レッスンしないでいいなんて……どうするのよP君……!」
15: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 20:59:30.84 ID:MI9gASQm0
〜ブーブーエス〜
礼子「これから歌番組の収録だけど……大丈夫なの?」
16: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:00:31.07 ID:MI9gASQm0
〜事務所〜
ちひろ「お疲れさまでした礼子さん……って、本当にお疲れみたいですね」
17: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:01:28.11 ID:MI9gASQm0
ちひろ「……プロデューサーさん、礼子さんには特に献身的ですから」
礼子「……思い知ったわよ。いかに今まで甘えていたか」
ちひろ「あら。でもプロデューサーさんはいつだって、少しも嫌そうじゃありませんよ? むしろ……」
18: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:01:55.98 ID:MI9gASQm0
礼子「もう。笑い事じゃないわよ……」
子供「おかあさん……」ギュッ
礼子「……え?」
19: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:02:44.38 ID:MI9gASQm0
〜事務所 屋上〜
P「こんな所にいたんですか、礼子さん。寒くないですか?」
20: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:04:14.09 ID:MI9gASQm0
礼子「……いつも、ありがとう」
P「……大変だと思ったことは、一度もありませんよ」
礼子「でも、ありがとう」
21: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:05:50.24 ID:MI9gASQm0
P「アイツ……いや、あの子は礼子さんを自分だけのものにしろとは言ってこなかった。あの子は、自分を俺の代わりにプロデューサーにしろと言ってきた」
礼子「そうだったわね」
P「俺の礼子さんを、俺の仕事を、認めてもらえた気かしましたよ。あの子は、礼子さんの『プロデューサー』にならせろと言ってきた。そして、俺を邪魔だと言ってきた。……嬉しかったですね」
22: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:06:37.02 ID:MI9gASQm0
礼子「こうすると、暖かいでしょ? 2人とも」
P「……誰かに見られたらどうするんですか?」
礼子「こんな深夜に、誰も来やしないわよ。あの子も……ね」
23: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:07:06.11 ID:MI9gASQm0
礼子「私も、あの子みたいな子供がいてもおかしくない歳なのよね」
P「それでも礼子さんがアイドルを続けている。それだけで夢や希望を、与えている存在でしたよね」
礼子「いつまで……支えていてくれるの?」
24: ◆hhWakiPNok[saga]
2017/05/25(木) 21:07:49.17 ID:MI9gASQm0
〜翌日 ブーブーエス〜
礼子「打ち合わせと曲が違う!?」
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