13:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 12:56:53.77 ID:3GGJvmUNO
ジョセフ『は……?何の話?』
リサリサ『私の《エア・サプレーナ》はそこそこ名の通ったオリジュネの大手ジャンルであり、コミケでも何度かシャッター前を陣取ったことのあるサークルですが、あのカーズがサークルデビューするとなると、正面衝突は免れないでしょう』
シーザー『そんなまさか!長年描いてきた事で培われてきた先生の画力やストーリーの構成力に、あんな奴が追いつけるわけがありません!』
14:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 13:07:00.55 ID:3GGJvmUNO
シーザー『た、確かに!ワムウのサークル《神砂嵐》や、サンタナの《メキシコに吹く熱風》も、ジャンルさえメジャーであれば中堅でもおかしくない!』
リサリサ『そう、奴らにはプロの上手い絵柄や特徴を完璧に理解、習得し、それを自分の絵として応用する事が出来るという《強味》がある!』
リサリサ『カーズはきっと、同人を始めるとなると利益優先、更には大手サークルを目指すでしょう。単にクオリティの高い本を作るだけでなく、手下の吸血鬼を使ってSNSに拡散し自分の知名度を上げたり、pixivに投稿したのならそいつらに評価させてランキングの調整も不可能ではない…………』
15:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 13:19:51.59 ID:3GGJvmUNO
リサリサ『かつて、東方projectのエロ同人を描いていた私の養父は言っていました。優れた同人誌は、その本を手に取っただけでも、そこから体内に生命エネルギーが流れ込んで来るように感じるものだと』
ジョセフ『え、ストレイツォが?』
リサリサ『私がまだストレイツォのサークルの売り子をしていた頃に話していました。伝説の同人作家であり、貴方の祖父ジョナサン・ジョースターのことを』
16:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 13:37:09.24 ID:3GGJvmUNO
リサリサ『活動期間こそ短かったものの、ジョナサンの同人誌はまさに生命エネルギーに溢れ、手に取った屍生人を片っ端から倒して行き、その当時、サークル《悪の帝王》のディオを見事に打ち負かしたといいます』
シーザー『その話は父からも聞いたことがあります。父もナポリでは有名なAA職人であり、スクエニ系同人作家でしたから』
ジョセフ『』
17:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 13:51:04.31 ID:3GGJvmUNO
一方その頃。
シュトロハイム『ブワーーッハッハッハッハッ!!ナチスの印刷技術は世界一ィィィィーーーーッ!出来んことはないィィィィーーーー!』
サンタナ『うるさい』
18:名無しNIPPER[sage]
2017/05/23(火) 18:54:01.18 ID:fFzI0ervO
ジョナサンの死因が酷過ぎる件www
19:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 22:53:21.75 ID:297K2R+/0
某日、某イベントにて。
ワムウ『ふう、結局割増価格になってしまったが何とか印刷所に送ることも出来たし、こうしてスペースにダンボールも届いている』
サンタナ『中身確認したか?表紙と中身が違うなんてことがあったらマズイぞ』
20:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 23:04:30.16 ID:297K2R+/0
サンタナ『ワムウ!まだ諦めるな!イベント開始まで1時間残っているだろう!』
ワムウ『こ、これは閉じるところが回転するホッチキス……』
サンタナ『近くにキンコーズがある!そこでもう一度印刷するんだ!戦闘の天才としてカーズ様に可愛がられたお前が、ここで挫けてどうする!』
21:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 23:08:04.81 ID:297K2R+/0
エシディシ『あっ、ハイ。その日でお願いします。えーと、ハイ……あっ、わかりましたー』
がしゃん
エシディシ『ふぅ……ついに持ち込みの予約まで取ってしまったぜ……。《アオイホノオ》の主人公の気持ちだ』
22:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 23:12:44.50 ID:297K2R+/0
カーズ『遅刻遅刻ーーーッッッッ!』
カーズ『私、カーズ!12万歳の天才!!今日は初めての同人デビューの日!なのにイキナリ寝坊しちゃって、私これからどうなるのーーーッッッ!じゃなくて翼生やして飛べばいいのか!!』
エシディシ『大丈夫かアイツ。完全に徹夜明けの最高にハイってヤツだぜ』
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