岡崎泰葉「21世紀のピグマリオン」
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63:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 15:03:29.68 ID:3yW0eUUc0
 ああまったく。

 そう考えると、私の周囲の大人は優れたプロデューサーの集まりでした。

 自分達の娘を手放し、私を芸能界に送り出した両親。

 台本の覚えが悪いと、何度も私を叱りつけたドラマ監督。

 体型が崩れると言って、私に菓子と脂肪分の摂取を禁じたカメラマン。

 利口なイメージのために、漫画とテレビを私から取り上げたマネージャー。
 
 目指す方向性は違えど、やっていることは変わらない。

 専門家たるPさんは、まさに一級品の芸術家ということなのでしょう。

 一切の抵抗を許さずに、いえ、“少女達の方が望んで”その魂を差し出すのですから。

 その所業は芸術家どころか、魔王と言ってもいいかもしれません。

 かつて少女だった人形達に囲まれる王様。 


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