岡崎泰葉「21世紀のピグマリオン」
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39:名無しNIPPER[sage]
2017/05/20(土) 11:57:25.39 ID:S9H2+45aO
これは期待


40:名無しNIPPER
2017/05/21(日) 01:56:04.85 ID:xsmWJuXh0
事務所の中で、私は先輩としての体面を保つのに必死でした。
 
自分よりお仕事を貰っているアイドルにアドバイスをしたり。

自分よりファンが高いアイドルの相談に乗ったり。
以下略 AAS



41:名無しNIPPER
2017/05/21(日) 02:01:27.43 ID:xsmWJuXh0
ですが「先輩」という地位は、 アイドルとして半端な、一人の人間としても未熟な私を包んでくれる生命維持装置でもありました。

これがなければ、岡崎泰葉は事務所でも、芸能界でも呼吸ができません。


42:名無しNIPPER
2017/05/21(日) 02:07:15.46 ID:xsmWJuXh0
まるで、内側に棘のついた鉄の鎧の中で、必死にもがいているみたい。

 私の中には、次第に鬱屈とした感情が溜まっていきました。

ミニチュアを小突いているだけでは、我慢できなくなるほどの。
以下略 AAS



43:名無しNIPPER
2017/05/21(日) 02:22:56.75 ID:xsmWJuXh0
「岡崎、ユニットが決まったよ」

Pさんは自分のことのように、嬉しそうな声で言いました。

一方の私は、“岡崎先輩“と“駆け出しアイドル”の二重生活に疲れきっていました。
以下略 AAS



44:名無しNIPPER
2017/05/21(日) 02:29:39.71 ID:xsmWJuXh0

「これはPさんの意向ですか?」

中身をざっと眺めてから、私は尋ねました。不満の矛先を見つけるために。

以下略 AAS



45:名無しNIPPER
2017/05/21(日) 02:41:53.23 ID:xsmWJuXh0
そして日課のレッスンをこなした後、寮には戻らず、街へ出かけました。

星のようにまぶしい、桜色の衣装をミニチュアに着せるために。

リトルチェリーブロッサム。 まばゆい2つの蕾と、それと・・・一体なんだろう。
以下略 AAS



46:名無しNIPPER
2017/05/21(日) 03:08:05.51 ID:xsmWJuXh0
気に食わん、白紙に戻せ。

そう言えるだけの気概も功績もなく、私は言われるがままユニットを結成することになりました。

メンバーは、9歳と12歳の少女。
以下略 AAS



47:名無しNIPPER
2017/05/22(月) 02:54:40.25 ID:6igKFdgB0
初めてのユニットとしての顔合わせ。

桃華ちゃんは年齢の割に礼儀正しく、大人びていました。

ですが、薫ちゃんの方は少し勝手が違いました。
以下略 AAS



48:名無しNIPPER[sage]
2017/05/22(月) 07:09:45.20 ID:CHxmr0HHo
期待


49:名無しNIPPER
2017/05/22(月) 14:16:04.79 ID:6igKFdgB0
さらに悪いことに。

いえ基本的にはよいことなのですが、薫ちゃんは才能に満ち溢れていました。

同じ頃の私とは比べ物にならないくらい。
以下略 AAS



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