9: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/18(木) 22:06:03.81 ID:Mb2ft/yRO
男「……ハァ」
恐らく、このままいけば1冊は出版できるに違いない。
彼女の表現力は、目に見えて上がっているから。
軌道に乗れば、2冊目、3冊目だって可能かもしれない。
それだけに、彼女の纏う雰囲気は、俺には理解し難かった。
この世に生きた証を残せるだなんて、それほど名誉な事が存在するだろうか。
必死にならない方がどうかしている。
――もしも、自分が同じ立場だったなら。
男「……やめだやめだ。そんなこと考えたって、仕方がないじゃないか」
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