38: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:03:11.57 ID:ZGQSyYBoO
女「ありがとうございます。ですが、出版できるレベルに達していないのなら……」
編集長「ん、そうだね。男、あとは任せたぞ」
39: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:05:17.54 ID:ZGQSyYBoO
男「今も、大学に通ってるんだよね?」
女「いえ……先日、余命宣告されてすぐに中退しました」
40: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:06:05.32 ID:ZGQSyYBoO
女「……男さん?」
男「うん? どうしたの?」
女「大丈夫ですか? 少し、怖い顔してました」
41: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:07:31.95 ID:ZGQSyYBoO
男(……これ、まさか)
男「ね、ねえ……これ」
女「……////」
42: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:08:51.71 ID:ZGQSyYBoO
男「これ……通るよ。多分、いや絶対」
女「ほっ、ホントですか!?」
43: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:09:38.72 ID:ZGQSyYBoO
男(全部読み終わったけど、これは……)
男(ちょっと、マズイかも……しれない)
44: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:10:33.93 ID:ZGQSyYBoO
編集長「うーむ……」
男「……どうでしょうか」
45: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:11:23.89 ID:ZGQSyYBoO
編集長「ただ……読者がこれを読んだ時、どう思うだろう」
男「……それは」
46: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:12:14.63 ID:ZGQSyYBoO
男(小説ってのは、良くも悪くも、作家本人の人生観を反映してしまう)
男(出そうと思って出るものでもないし、かといって意図的に隠せるものでもない)
47: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:13:07.55 ID:ZGQSyYBoO
編集長「……なるほど、事情は分かった。ならば、この内容も納得できる」
男「やはり……出版は難しいと」
48: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/19(金) 16:15:08.00 ID:ZGQSyYBoO
男「それは、一体どういう……」
編集長「俺が今言ったことを、そのまま彼女に聞いてみてくれ。
多分……それで、彼女の本心が聞けるさ」
296Res/146.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20