246: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/07(水) 21:05:21.37 ID:YV0GDy2xO
女「やったあ! 私の勝ちですね、男さん!」
男「……ねえ、前よりも早くなってない?」
女「以前プレイした記憶を思い出しながら、イメージトレーニングしたんです」
男「イメトレって……あれだけで、コースとか覚えちゃったの?」
女「インターネットの動画とかも見たりしましたけど……」
女「男さんとの思い出を、そう簡単に忘れたりなんかしませんよ」
男「それは……嬉しいね」
男(覚えていてくれたのは嬉しいけど……)
男(前回から俺、1回も女さんに勝ってなくね?)
女「男さん! もう一度やりましょう、もう一度!」
男「あ、うん……ホント、よく飽きないね」
女「それはもちろんですよ。だって、男さんと一緒に過ごすことが、楽しくないはずがないですから」
女さんは、あっけらかんと言い放った。
男「あ……ありがとう」
すると、自分の放った言葉の意味を理解したのか、彼女の顔が林檎のように真っ赤に染まった。
女「いっ……今のはナシです! 聞かなかったことにしてください!」
男「それはダメだよ。今のを忘れてしまうのは、あまりにも勿体ないからね」
女「もう……男さんったら、酷いです」
男(俺の心をこんなにも揺り動かす君の方が、余程酷いよ)
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