212: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/31(水) 20:53:55.88 ID:Y/3U6XvCO
父「貴方が、娘の小説を担当している編集の方……で、間違いありませんよね」
男「ええ……そうですが」
父「一度、お話してみたいと思っていたのです」
父「こんな時間に立ち話もなんですから……今日は、ウチに泊まっていきませんか?」
男「……いえ、結構です」
男「明日も仕事ですから」
男(嘘ではないけれど……それだけじゃない)
男(今更、女さんと顔を合わせるなんて……できるわけがない)
父「……そうですか」
父「では、少しだけお話させてください」
男「あの……どうして、俺が女さんの編集をしていることを知っているんですか?」
父「娘から聞いています」
父「担当の編集さんに、とてもよくしてもらっていると」
父「この公園で、いつも打ち合わせをしているとも聞きました」
男「ああ……なるほど」
父「……娘は、元気そうですか?」
男「ええ、元気ですよ」
男(昨日までの話だけれど)
296Res/146.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20