170: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:48:15.29 ID:3mGHJagbO
男(一文一文に、思いが込められてて)
男(読み進める度に、主人公に気持ちが入り込む!)
男「すごい……な」
171: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:49:06.48 ID:3mGHJagbO
男「……女さん」
女「はい……何でしょう」
男「これ、主人公が男だけど」
172: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:50:03.69 ID:3mGHJagbO
女「良かった……本当に良かったです。実は、ミステリーを書いたのは初めてで……ちょっと不安でした」
男(ジャンルに限った処女作か……それでも、十分だよ)
男「ああ、きっと、今回も通るさ。それで……」
173: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:50:40.09 ID:3mGHJagbO
男(二人の……そうだった)
男(ホント……今更ながら、改めて考えると恥ずかしいな)
女「フフッ……えへへ。私達の……夢、かあ……」
174: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:51:15.57 ID:3mGHJagbO
男「え……何か、用事でもあるの?」
女「あ、いえいえ、そういうわけじゃないんですけど……まだ、書き足りないんです」
男「もしかして、まだ書きたいネタがあるってこと?」
175: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:51:54.53 ID:3mGHJagbO
男「ああ、そりゃあそうだよね。慣れない場所より、親しんだ場所の方が落ち着くよね」
女「いえ、違うんです。その……」
男「ん?」
176: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:52:38.12 ID:3mGHJagbO
編集長「お前、何編集部でイチャイチャしてるんだ?」
男「もっ……申し訳ありません!」
177: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:53:04.05 ID:3mGHJagbO
男「あっ、はい! 素晴らしいです、文句のつけようのない作品でした!」
編集長「そうか……なら、出版は確実だな」
男「はいっ……ありがとうございます」
178: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:54:20.12 ID:3mGHJagbO
男「……は? 今……何と、おっしゃいました?」
男(昨日の時点では、事がうまく運びそうだったのに)
179: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/05/22(月) 23:55:14.57 ID:3mGHJagbO
男「来年って……どうしてそんなに遅いんですか!?」
編集長「男……何を驚いてる? 今に始まった事ではないだろう?」
男「そう……ですけど。どうして! よりにもよって、女さんなんですか!」
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