65: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/17(土) 22:36:40.24 ID:Krbzeex50
*
―――夜が明けた。
昨日の雨雲はどこへやら、朝の日差しが部屋の中に差し込んでくる。
ありす「ふにゅ…………」
その眩しさのせいか、ありすは一人目を覚ました。
ありす「う、ん…………うん?」
だが、ありすは自らの身体に異変を感じる。
目を開け、左右に首を動かし、周囲の状況を確認。そして、納得。
ありす(これは……寝相、でしょうか? それとも、自分の意思で?……いや、どっちでもいいですね)
ありすは大きく息を吸い―――叫んだ。
ありす「卯月さんも未央さんも、私から離れてくださいっ! これじゃ動けませんっ!」
その大声に、凛が目を覚ます。
凛「……こんな朝早くから、何?」
ありす「あ! す、すみません、凛さん」
凛「ありす?……ああ、そういうこと。2人とも、くっついてないでありすから離れなよ」
未央「もう食べられないよ……」
卯月「ううん、デザートは別腹……」
ありすを抱きしめるようにして眠る2人が起きるのは、それから5分ほど経った後だった。
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