島村卯月「ご注文は?」
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117: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/08/02(水) 21:13:47.81 ID:P/qh5XhU0

未央「みくちゃん、大分怒ってたなぁ……」

藍子「私たち、ふざけすぎたのかもしれませんね……」

未央「いや、あーちゃんはそこまででもないでしょ」


未央は藍子にフォローを入れた。

未央のクラスメイトで、親友でもある高森藍子という少女は、おっとりゆるふわした性格だ。
そんな性格なので、クラスで何かする時は率先して先頭に立つわけでもなく、愉快なクラスメイトたちをのほほんと暖かい目で見ていることが多い。

むしろ、率先して先頭に立っているのは―――。


未央「ふざけすぎてたのは、どう考えても私だって」

藍子「未央ちゃん、そんなこと…………………………ごめんなさい」


藍子はとっさに否定しようとしたが、否定材料が無いことに気付いた。
そもそも今日のボウリングも、未央が提案したものなのだ。


未央「謝るくらいならフォローしようとしなくていいよ!」

藍子「あはははっ、ごめん未央ちゃん」

未央「まったくもー!」


2人のやりとりで、教室の空気が明るくなった。
このポジティブさが、このクラスの持ち味である。




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