81: ◆IRnzuJfwpI[saga]
2017/05/16(火) 22:26:56.87 ID:a+soyhdYo
今まで、カチグミになるために勉強し、学校でも、センタ試験でも、大学でも良い成績を収め続けた。
就職した会社を支えるために粉骨砕身頑張ってきた。
何本のバリキを飲んだだろう、何本のZBRをキメただろう。
既に、彼の体はボロボロであった。
だが、それも名誉の傷として、勲章として体に刻んできた。
リュウゲン「アッ、アバッ……」
リュウゲンは取調室の中で静かに失禁した。
気づいたら、自宅に帰っていた。
どうやって帰ったのかも定かではない、しかし、手にはY2K以前から使われていたシチリン・コンロと、レンタン・チャコールが入った袋が握られていた。
生きる意味を失ったリュウゲンは、自室の窓やドアをガムテープで目張りし、シチリンの中のレンタンに火をつけた。
セプクに次ぐ自殺手段であるレンタン・スーサイドだ!
部屋を、もうもうと煙が覆い尽くしていく。
今まさに自殺しようとしている自分を、酷く客観的に思えた。
最後くらい、静かでありたいと思い、無意識のうちに座禅を組んでいた。昔から、なにかに集中する時はいつも座禅を組んでいた。
リュウゲン「あぁ、もうすぐ死ぬんだろうなぁ……」
意識が朦朧としかけた時、突然けたたましいクラクションの音が響いた。
ぼやけた視界で窓の外を見ると、こちらに向かって真っ直ぐとトラックが突っ込んでくるではないか!
リュウゲン(あれは……我が社の開発したエコトラック……ブレーキに異常があるとか報告が上がってたっけ……調査チームは問題ないって言ってたけど、あれも不正か……)
おぉ、ナムサン!
彼の心は全て失ってしまった。
遠く、意識が離れていく。暴走トラックは、もう部屋の目前まで迫っている。
リュウゲン(死因はどっちになるだろうか?事故か?自殺か?我が社の製品で死ぬのはインガオホーか?もう、全てが遅い……)
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