THE IDOLM@STER 特別番組【シンデレラとミリオン!315な経験を!】
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いろはP
2017/06/15(木) 22:25:59.08 ID:Yo3wHK+j0
裁判長「では開廷します。ではまずは弁護士側から」
島村「はい。被告人の自宅から青酸カリの瓶が発見されましたが、いつまでも証拠を保管しているのは不自然ではありませんか?第三者が持ち込んだ可能性はありませんか?」
天道「被告人の自宅はオートロックでセキュリティは万全です。第三者の侵入は不可能だと思います」
島村「確かにオートロックです。ですがマンションには簡単に侵入できてしまいます。例えば住人の方と一緒に入るとか」
天道「では被告人の部屋には?」
島村「仮に真犯人が何か月も前から長吉氏の殺害を企てていたとしたら、合鍵を作ることは簡単です。何故なら被告人の部屋は最新のディンプルキーではなく、普通の鍵だからです。これで被告人の部屋にあった青酸カリが本人の者であるという確証はなくなりました。以上です」
裁判長「では検察側」
天道「確かに青酸カリが本人のものであるかは分かりません。ですがこれはどうですか?証拠の瓶に着いた被告人の指紋です。これは紛れもない証拠ではありませんか?」
島村「あれ?おかしいですね?証拠写真の瓶についたこれは何ですか?」
天道「これ、とは?」
島村「指紋に入っている縦のスジですよ」
天道「さあ?紙で指でも切ったんじゃないですか?」
島村「その通りです。このスジは被告人の人差し指についた切り傷です。何で切ったと思います?」
天道「・・・何でしょうね?」
島村「供述調書ですよ。これを見てください。供述調書の端にシミがあります。原本を調べるとこれは血でした。被告人は供述調書を持った時に切ったそうです。供述調書は取調室で書きます。つまり瓶の指紋は犯行が行われたときに付いたものではなく、取調室で付いたものです」
天道「・・・第一審で被告人は『青酸カリで殺してしまったかもしれない』と証言しています。これはどう説明するんですか?」
島村「確かに彼女は殺してしまったかもしれない。青酸カリを台所に置き忘れてしまったのだから」
天道「は?」
島村「被告人は木吉さんに別れを迫られていた。それが許せなかったんでしょう。そしてあの日台所に置いてあったカレーに青酸カリを入れようとした。ですが今までの楽しかった思い出が浮かび殺せなくなった。だから逃げた」
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