16:売人[saga]
2017/05/14(日) 21:46:16.40 ID:GMdbfU790
風と共に緩やかに走り去る昴はやがて風都駅にたどり着いた。
適当な場所にバイクを置いてメールに書いてあった地下へ足を運ぶ。
「コインロッカー…077は…」
ずらりと並んであるコインロッカーを前にスラスラと目で目的のロッカーを探す昴。
そして077の番号にぴたりと視線を止めて、何気なしに近寄っていく。
「おっ、あったあった。鍵はどこよっと」
ロッカーは壁沿いに設置していて、数センチ手を入れれる隙間を作ってあり、それに手で探ってみると
メールの通り鍵がセロテープで固定されていた。
「あった。お父さん何入れてんだろ?」
手にした鍵を鍵穴に差込み、中を開く。
何にあったのは、1つの箱だった。
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