62: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:18:49.02 ID:/7YGYHzE0
―――砦 最深部 扉前
加蓮「あんなみく」
63: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:19:26.48 ID:/7YGYHzE0
ちひろ「説明しましょう。ちひろアイとは、妖精ちっひだけが持つスペシャルなスキル。これを使って相手を見ると、その相手のステータスがまるっとお見通しなんです」
加蓮「え、そんなスキルあるんだ」
64: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:20:00.57 ID:/7YGYHzE0
ちひろ「卯月ちゃんたちの武器には、特別な魔法がかけられていると前に言ったでしょう? あれは魔物に対してだけではないんです。その武器で人を攻撃して体力を0にした場合、その相手は深い眠りにつくんですよ」
ありす「眠るだけ、ですか?」
65: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:20:42.63 ID:/7YGYHzE0
―――砦 最深部
その頃みくは、中々やって来ない勇者に待ちくたびれていた。
66: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:21:51.02 ID:/7YGYHzE0
―――砦 最深部 扉前
加蓮「……ねえ。これはあまりにも……あんまりじゃない?」
67: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:23:25.03 ID:/7YGYHzE0
ちひろ「この世界ではみくちゃんたちの痛覚は大分鈍くなってますから、まだ銃で撃たれていることにすら気付いていないでしょう。このままみくちゃんの体力が無くなるまでこれを続ければ、戦闘に入らずにみくちゃんを倒せますよ♪」
ありす「よく笑顔でそんなエグいこと言えますね」
68: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:24:03.93 ID:/7YGYHzE0
卯月「そ、それはそのぉ……」
みく「さっきからチクチクすると思ったら、未央チャンがここから銃で撃ってたの!?……あ、みくのHPメッチャ減ってるにゃ!? 姑息にもほどがあるよ!」
69: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:24:42.89 ID:/7YGYHzE0
加蓮「私はその辺に隠れてるね。……ファイトっ!」
そう言うと、加蓮ちゃんは驚きの速さでこの場から逃げていきます。
70: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:25:26.93 ID:/7YGYHzE0
みく「魔王様の命に従い、みくがこの辺り一帯を支配した暁には―――」
71: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:26:06.72 ID:/7YGYHzE0
ちひろ「いよいよ中ボス戦です! みなさん、頑張ってください!」
卯月「は、はいっ!」
72: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/19(金) 19:26:52.66 ID:/7YGYHzE0
ちひろ「さっきの未央ちゃんの銃撃で、みくちゃんのHPは風前の灯火でしたから。やはり私の作戦が功を奏しましたね」
未央「えぇー……」
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