島村卯月「シンデレラクエスト」
1- 20
140: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/03(月) 23:07:40.92 ID:otwgMPWz0

 *


ありすは一旦、通りかかった部屋へと身を隠した。


みりあ『ありすちゃん、どこー?』

薫『もしかして、かくれんぼー?』


緊張感に欠ける声が部屋の外から聞こえてくる。そして、その声はだんだんと小さくなっていった。


ありす「……とりあえず、一息つけそう」


ほっと息を吐くありす。


ありす(いくらなんでも、あの数を相手にするのは無理……というか、一回しか魔法が使えない以上、相手が2人より多かったらほぼ詰みなんだけど)


つまり今の状態はほぼチェックメイトをかけられているのだ。あくまで、戦うとしたらの話だが。


ありす(ここは逃げの一手しかない……どうにかして外への出口を見つけないと)


窓から出ようかとも考えたが、どこの窓も、開閉できない不親切設計になっている。

外に出るには、きちんとした出口から抜け出すしかない。


ありす(でも出口の場所は分からないし……都合よく地図でもあればいいのに……ん?)


そこで、ありすは部屋のテーブルに置いてある紙に目を止めた。


【リカデレラ城 見取り図】


ありす「都合よすぎないですか!?」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
164Res/94.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice