356: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/12(月) 00:11:39.08 ID:UzMXyL4n0
『────!!!』
(;< >< >)「カハッ……!」
(;'A`)「ティーマス!!」
リ級は忌々しげに纏わり付いてくるティーマスを睨んだ後、その手をふりほどいた後軍服を掴んで放り投げる。一瞬脳裏を過ぎった強烈な違和感は、正体を追求する前にその光景によって消し飛んだ。
派手な音を立ててティーマスの身体が瓦礫に叩きつけられた。リ級の姿勢が十分に立て直されていなかったこともあり勢いは今までに比べて弱いが、それでも負った傷が小さいとは思えない。
(;'A`)「ツー放せ!ティーマスを……!」
(*#゚∀゚)「その身体で相棒を心配できる心意気は買うけどじっとしてなお馬鹿さん!あんたその身体で何する気だよ!!」
『───……!!?』
俺を怒鳴りつけつつ、なおも一人で引きずっていくツー。追おうとしたリ級の足下に、フラッシュバンが一発投げ込まれる。
『ッッッッ!!!!』
(#//‰ ゚)「Shoot, Shoot!!」
( ’ t ’ #)「※※※※!!」
今度はしっかりと至近距離で炸裂した閃光と爆音。仰け反るリ級に向けてサイ大尉指揮下の海兵隊が弾幕を張り、完全に態勢を立て直したカルリナ達も射撃に加わった。
リ級の足が止まる間に、俺はツーによって再び戦車隊の近くまで来て崩れ落ちた建物の影に引き込まれる。
(*;゚∀゚)「ぷぇー…あっぶね!」
ξ;゚听)ξ「ドク、ドク!!ねぇ、ドクは無事なの!?」
(*゚∀゚)「安心しねぇフロイライン!我らが少尉殿は生きてるよ!」
ξ; )ξ「………っ!別に心配してないけど、心配かけないでよバカ!!」
('A`;)「どっちだよ……」
ツッコミつつも、視界の端でティーマスも海兵隊に回収されていたことに僅かに安堵の息が漏れた。
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