17: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 00:20:36.45 ID:6an8YmUi0
「ほうほう、なるほど。ふむふむ」
「全く、どうしたものかしらね」
「つまり、安請け合いした挙句、手に負えなくなったという訳ですね」
「はっきり言うわね。まあ、そうなんだけど」
その日はラフィエルと昼食をとっていた。
彼女は昼休みはいつもクラスの友人たちと過ごすらしいが、
たまに登校途中で会った時に、一緒に昼ごはんを食べる約束をしたりする。
今日もそのような具合で、彼女のクラスでおにぎりを食べながら話を聞いてもらっていた。
ラフィエルは人の心を引き出すのが上手だ。
彼女に「そうなんですか、大変でしたね」なんて言われていると、
しまっておいた気持ちもするすると流れ出してしまう。
だからついつい、余計なことまで話しすぎてしまう。
「時系列順に詳しく思い出して、落ち着いて考えてみましょう」
「ええ、そうね」
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