130: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:25:25.54 ID:6an8YmUi0
バレンタインが約一週間後に近付いてきたある日の昼休み、私は机に突っ伏していた。
四時間目の授業の途中からどうにも睡魔に抗えなくなり、堂々と寝てしまった。
授業終了のチャイムで目を覚ましたが、腕が痺れてしまっていて、しばらくそのままじっとしていた。
後でヴィネットにノートを見せてもらわないと……そんなことを考えながら、私はバッグからおにぎりを取り出す。
その時、誰かに背中を小突かれた感覚があり、振り返るとガヴリールとヴィネットがいた。。
「なんかお前、最近、静かだな。ぷっ、ほっぺに袖のあとがついてるぞ」
「うるさいわね、何か用?」
反射的に頬を撫でる。確かに少しあとになっているようだった。
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