12: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 00:17:30.50 ID:6an8YmUi0
「あんた、平気じゃない! もう、心配して損した……ちょっと、クマから手をはなしなさいよ」
私がクマを引っ込めようとすると、ガヴリールはクマの右手を人差し指と親指でつまんだ。
「くれるんじゃなかったのかよ」
「え、何。欲しいの?」
「これ、結構かわいいよね」
ガヴリールはクマをじっと見つめていた。
そんなに気に入ったのだろうか。
「それならあげるけど」
「ちょろい」
ガヴリールが何か呟いたようだったが、うまく聞き取れなかった。
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