220:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/26(土) 20:14:57.37 ID:cWq8stjT0
美緒「…まあはっきり言ってお前の置かれている状況は非常に特殊で厄介だが、それ故に救いも有る。安心しろ」
敏恵「! 本当に!?」
美緒「ああ。よくあるジレンマと違い、お前の歪は精神面の遅れが主だ。つまり三位のうち技と体の練度はかつてのお前に程近い」
敏恵「ぉ? おぉ…??」
美緒「所謂“身体は記憶している”ということだ。だからこそ今の状況に陥っている、解るな?」
敏恵「ほー……つまり?」モヤ
美緒「……。はぁ、やれやれ」
敏恵「あ、もっさん! 阿保って言わないでくださいよ!?」
美緒「…要するに、お前の考える“実力”は八割がた発揮できる。そういうことだ」
敏恵「!! ……えっ、でも八割だけ!?」
美緒「集中力や判断力、思い切る決定力等は運動神経や技量の向上にも影響する。そもそもに魔導麻薬の作用でお前は動体視力や反射神経すらも底上げしていたそうだな?」
敏恵「えぇっと…難しい話は憶えてないですけど、多分…?」
美緒「正確無比の砲撃や、正面のビームを紙一重で躱しながらの肉薄という妙技はもう流石に厳しいだろう。特に後者の難易度は尋常でないから止めておけ。私の経験則だが、半端なうちは危険なだけだ」
敏恵「ぅ…、そうですか。魔法力の流し込みは決め手にしてたんだけどなぁ…」ニギニギ
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