203:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/23(水) 21:14:03.94 ID:3GO0Y1rR0
ミーナ「誰かさんが教示した薬物強化兵士〈よこしまな〉プロジェクトの転用ね…。マインドコントロールと言うより厳密には暗示と洗脳だった筈よ」
美緒「詳しいな中佐?」
ミーナ「…前にハイデマリーさんから相談された時に、ちょっとね?」
ミーナ「昔当時の“新薬強壮剤”試験で偶発した魔導麻薬症のウィッチ、そのリスクをどうにか利用しようと考案された手段よ。そもそもの段階で当然破綻した計画みたいだけど」
ハイデマリー「……」
ミーナ(あの元帥直下のホルテン中佐なら、その辺り知らなくなかったでしょうし…)
美緒「そんな話があったとはな」
ミーナ「ただ、工藤大尉が“夜の女王”になってしまったのは不幸な偶然でしょうね」
ミーナ「あの頃は軍用メタンフェタミンに対する危機意識もまだ薄かったし、…きっと大佐も状況に迫られて投与した結果だったんだと思うわ」
美緒「…成る程。その状況とやらに陥った一時で心的外傷を負ったのか」
美緒(流石にそこまでの事情は聞かされていない。大佐は私を快く思ってないから無理ないが――)チラ
ハイデマリー「……」
美緒(“そっち”の解決は彼女に託した、という訳か)
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