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2017/05/14(日) 02:03:23.65 ID:HKfZP4Iqo
最原「春川さん…キミがここに来た本当の理由は分かってる」
春川「違う……違うんだって…!」
最原「僕を[ピーーー]ためじゃなく、僕に殺されるため……そうだね?」
春川「………!」
最原「キミに僕を[ピーーー]気は無く……もちろん僕もキミを[ピーーー]気なんて無い」
最原「春川さん…何でこんなことをしたのか、話してくれるよね?」
春川「…アンタがそんな奴だからだよ」
最原「え…?」
春川「アンタは…たとえあんなことをされたって、私に仕返しなんてできる奴じゃない」
春川「だから私は…クソヤローで良かったんだ。アンタが罪悪感を感じず殺れるクソヤローで、私は…」
最原「…それが分かってるキミなら、こんなことをしても僕が喜ばないことだって分かってるだろ…!?」
春川「そうだね……でも、もう無理……」
春川「あんなことをして……!よりにもよってアンタにこの才能を使って!」
最原「………」
春川「初めは許してもらおうと思った……仲直りしたいって思った…」
春川「でも私じゃ、そんなやり方なんて分からない…分からないんだよ、最原…!」
春川「だから、私を罵ってよ…殴ってよ……!殺してよ!じゃないと、じゃないと私……!」
最原「…そんなこと、できるもんか…そんな自己満足には付き合えないよ」
春川「……っ」
最原「だから…生きて、自分で許してもらう方法を探すんだ。僕にじゃなく、キミ自身に許してもらう方法を」
最原「僕も一緒に探すから、さ。それじゃダメかな?春川さん」
春川「……ダメだよ…最原、アンタ優しすぎるよ…」
最原「そうかな?[ピーーー]より酷いことをしてると思うんだけど」
春川「…ふ…ふふっ…」
春川「…ふぐっ…ひっく……ごめんね、最原…!」
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