54:☆
2017/05/05(金) 02:19:23.54 ID:czxP+F09o
最原(この騒動の真相を紐解くには一番重要なピースがある…)
最原(全ての発端とも言えるけれど、ある意味一番の犠牲者である彼から話を聞かないと、恐らく真実にはたどり着けない)
最原(だから…)
最原「…話をしに来たよ、王馬くん」
王馬「………」
王馬「よく俺がここにいるって分かったね…最原ちゃん」
最原「キミならきっと相手がよく知っている…先入観のある場所に隠れるはずだと思ったんだ」
最原「そう……ここ、僕の研究教室とかね」
王馬「にしし、隠れるなんて心外だな!俺はただ借り物しに来ただけなのに…ね」
最原「借りるって、ここにはファイルと薬しか無い……まさか」
王馬「はっずれー!」
最原「まだ何も言ってないよ!?」
王馬「ただ自殺なんかするわけないじゃん。そんなのつまらないでしょ?俺も…最原ちゃんもさ」
最原「…王馬くん。僕はキミにそんなことを望んじゃ…」
王馬「あはは…!そうだよね、キミはそう言う奴だった…」
王馬「…結局…これも俺の自己満足か。こんなザマじゃ悪の総統失格だな…」
最原「王馬くん…!悪いのはモノクマなんだ!こんなのキミらしくない…」
王馬「………」
王馬「俺らしい…か…」
最原「え?」
王馬「俺らしいってさ、嘘吐きってことでしょ?俺が今話してることが本当って保証がどこにあるわけ?」
王馬「みんなをけしかけて最原ちゃんをボコボコにするような極悪人だよ?もしかしたらこの気持ちも自分で植え付けたものかもしれない」
王馬「最原ちゃんは優しいから…申し訳なさそうにしてれば許してくれるかも…ってさ」
最原「………」
王馬「…それでも…」
王馬「それでも…この罪悪感だけは本当なんだ…本当のはずなんだよ、最原ちゃん……!」
王馬「……俺はもう、『自分が信じられない』…」
最原「それは違うぞ!」break!
143Res/104.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20