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2017/05/04(木) 15:43:19.16 ID:FqZqfZI4o
最原「……あ゛あ゛あ゛ッ!」
最原(む、虫っ…は、いない?そ…そうか、あれは現実じゃないんだもんな…)
最原(…でも、あれ程リアルな感覚……)
最原「うっ…」
最原(思い出すだけでも吐きそうだ……)
最原(入間さん…キミはとても困った人だけど、自分の才能をこんなことに使う人ではなかったよね…)
最原(…!ヤバい!誰か近付いて来る……!)
獄原「…最原くん、そんなところにずっといると…皆の邪魔になっちゃうよ…どこかに行ってよ…」
最原「…ゴン太くん…」
獄原「キミのことは嫌いだけど、ゴン太は紳士だから……歩けないなら、ゴン太が運ぶからさ…」
最原(キミは嫌いな相手も…そうやって気遣ってあげるんだね……)
獄原「ゴン太の教室になら、ケガに効く薬も作れるし…」
最原(ああ…ゴン太くんの教室、に、は……)
獄原「今の最原くんを助けてくれる虫さんもいっぱい……」
最原「――――ッ!」ビクッ!
獄原「…何でそんなに驚くの?そんなに嫌?」
最原「あ、ち、違……」
ガシッ!
最原「がぁああっ!」ミシミシ…
最原(掴まれてるだけだけど、ゴン太くんの力が強いせいで、傷が……!)
獄原「ゴン太はキミのことが嫌いだけど!それでも!それでもって思ったのに!」グググ…
最原(ごめん…ごめんよ……ゴン太くん…)ミシッ
獄原「キミは最低だよ…!」
最原(キミにこんな真似……させてしまって…)ピシッ ペキッ
ポイッ ドサッ
獄原「…もう、キミには関わらないであげるよ……その代わり、ゴン太も皆を止めないから」
最原(……ごめん…)
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