87: ◆TiKUvGS/sQ[saga]
2017/08/20(日) 12:02:06.04 ID:OHCk/ZkKO
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寝室の電気もつけないまま鈴は部屋の隅で膝を畳みそこへ顔を埋めた
鈴「.........やってしまったのう」
なんてこったと鈴は自分自身を責める
鈴「(ぬしの事じゃあ、下心何てない事は分かっとるんじゃ......)」
先ほどはつい頭がカッとなってしまい、あまつさえ嫌いだと言ってしまった己に後悔してしまう
心から好きだからこそ、自分が拵えた弁当だけを食べて欲しかった
だが、帰って来てみれば知りもしない女性の匂いを纏わせてさらに弁当まで作らせているなんてと鈴からしたら信じられない事だった
しかし、さらに驚いているのが自分自身がこんなにも嫉妬してしまうような性格だとは思ってもみなかった
それはつまり、鈴にとって男は自分という存在を認めてくれた唯一の存在であり、大好きだからこそ自分だけを見て欲しいという彼女の本音なのだが
ついさっき、そんな彼を突き放す言葉を言ってしまった
鈴「にゃぁ.........何ていわれるんじゃろなぁ」
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