モバP「鼓動が聴きたいなあ」飛鳥「やれやれ」
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51:名無しNIPPER[sage]
2017/06/28(水) 23:39:32.73 ID:GRnfZIZ60
P「何時に眠れてるか? そんなの聞いてどうすんだ」

飛鳥「キミの不眠症がどれほどの症状なのか聞いていなかったからね。まぁ、参考程度に」

P「言ってなかったっけ。そうだな……日付が変わる前に横になってから、気がつけば朝日を拝んでることもあるな」

飛鳥「それって、文字通り不眠のまま出勤してるということかい?」

P「いや、身体に限界が近づくとフッと意識が無くなる。寝坊しないよう何とか1時間ぐらいで起きて、オフならそのまま浅い眠りを繰り返してる、ってところか」

飛鳥「ふぅん……いつから発症したんだ?」

P「最近ではあるんだが、原因もよく分からんしほんといつの間にかなんだよなあ。何でこんな寝れなくなったんだろう」

飛鳥「病院には、ってその様子では聞くまでもないか」

P「忙しいからな……つってもこんな状態でお前ら乗せて車なんて運転するわけにいかないし、困ったもんだ」

飛鳥「幸い特効薬に代わるものはあるんだ。それを使わない手はないんじゃないかな」

P「まあな、それに関しちゃ秘策も用意してる。早いうちに試さないと」

飛鳥「? 何の話だい?」

P「お前らがいなくても何とかなるよう、俺なりに代替案を考えたんだよ」

飛鳥「……。キミの次のオフはいつ?」

P「明後日だけど? その時にでも試すつもりだ、駄目なら駄目でオフなら問題ないしな」

飛鳥(くっ……Pが誰の手も借りず眠りに就けるようになってしまえば、部屋に訪れる理由がなくなる……! 残された猶予は明日の朝、か……)

飛鳥(いや、それも今夜Pを寝かしつけに行かないことが条件になる。文香さんとありすの都合によるな……)

飛鳥「……それじゃあボクは文香さんとありすに今夜どうするか尋ねてくるよ」

P「あー、あいつらなら今日はそっとしといてやれ」

飛鳥「ん? 二人がどうかしたのか?」

P「俺もよく分からないんだが……とにかく今日は俺の部屋にこようとするんじゃあないぞ? 飛鳥が思ってる以上に夜出歩くのは危ないんだからな」

飛鳥「了解だ。――夜は、ね」


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