2:名無しNIPPER[sage]
2017/04/26(水) 23:38:49.29 ID:Zam+0f2t0
飛鳥「ボクだけわざわざ居残らせた理由はそれかい?」
P「ああ。みんなの前じゃさすがにな」
飛鳥「別段今のボクの鼓動はキミに聴かせたくなるほど高鳴ったりはしていないが。いや、むしろその申し出にこそ高鳴らせるべきなのかな? 警鐘のための早鐘をさ」
P「うっ……やっぱり駄目か」
飛鳥「フフッ、冗談だよ。神妙な顔をして何かと思えばそんなことだったとはね」
P「ははは……なんか、どうしても聴きたくてさ。いてもたってもいられないんだ」
飛鳥「そこまでキミの記憶に刻み込まれていたのか。ボクの鼓動……あるいは、その過程の何かを」
P「なっ、何かって何だよ。俺は……その」
飛鳥「なるほど、取り繕う余裕も無いみたいだね。まぁいいさ。そんなに聴きたいというなら聴かせてあげてもいいよ」
P「本当か!? 出来れば直接耳元で聴きたいんだけど」
飛鳥「ほぅ……その前に、一つだけ。一応聞いておくが、ボクにしか頼んだりしていないだろうな? ボクにだけ、ボクだからこそ、というか」
P「当たり前だろう? こんな事、他の誰にも頼んだりしないよ」
飛鳥「そうかい。解ったよ、ボクにしか満たせてやれない欲求だというなら、満たせてやろうじゃないか。……おいで」
P「飛鳥……ありがとう」
飛鳥「…………。聴こえているかな」
P「ああ、聴こえてるよ……」
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