29: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:45:45.62 ID:6PzCY4BCO
サァァァ・・・
長門「・・・」
朧「・・・」
30: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:46:46.53 ID:6PzCY4BCO
ザアァァァ・・・
朧「・・・」
朧「・・・ね、長門さん?」
31: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:47:31.73 ID:6PzCY4BCO
朧「・・・でも、ね。その時も、同じだったの」
長門「・・・?」
朧「私の船員の人たち。皆んな、故郷に帰りたい、大好きな人たちに会いたい、って、いつも思ってた」
32: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:48:04.13 ID:6PzCY4BCO
朧「・・・でも、だからこそ・・・マキン島で教えて貰ったあの歌は・・・蛍の光は、私たちの希望だった」
朧「どんな時でも、いつだって、楽しい思い出を胸に抱いて、またそこに帰って、また一緒に笑い合うんだって」
朧「その気持ちが、私の、ううん・・・私たちを、前に進ませてくれたの」
33: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:48:48.54 ID:6PzCY4BCO
長門「そうか・・・」
朧「うん・・・」
朧「・・・勿論、寂しい気持ちはいつもあるんです。綾波型の子や、それ以外の皆んなにも会いたいなって」
34: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:49:33.48 ID:6PzCY4BCO
長門「・・・」
朧「あっ・・・」
朧「ご、ごめんなさいっ!」ペコッ
35: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:50:39.45 ID:6PzCY4BCO
長門「む・・・」
長門「・・・そうか。だが、何か悩み事があれば、誰にでもいいから遠慮なく相談するんだぞ?これからは、お前が一人で全て抱え込む必要はない」
長門「辛いことや悲しいことも、嬉しいことや楽しいことも、なにもかもを分け合うのが、仲間というものだ」
36: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:51:31.89 ID:6PzCY4BCO
長門「・・・それで。お前はいつまでそこにコソコソと隠れているつもりだ?」チラ
朧「え・・・?」キョロキョロ
長門「・・・」ジー
37: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:52:31.31 ID:6PzCY4BCO
ガサガサ
??「・・・ったく。気付いてたんならさっさと言えよな・・・」
朧「え、ええっ!?提督!?」
38: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:53:49.89 ID:6PzCY4BCO
朧「あ、あのー・・・えっと・・・」
提督「あー・・・」ボリボリ
朧「・・・?」
39: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/05/03(水) 23:54:37.11 ID:6PzCY4BCO
提督「・・・そら。ガキはもう寝る時間だ。とっとと寝ろ」シッシッ
提督「明日からもこき使ってやるんだからな」
朧「あ、あぁっ!そうだった!もうこんな時間!」
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