島村卯月「マーキング」
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/04/24(月) 23:41:27.78 ID:CDqcHrar0
「今日は、あなたをスカウトしにきました」


私が名刺を見ながらあれこれと考えていると、男性――Oさんはそう私に告げました。


それを耳にした途端、私は世界が止まってしまった様に思えました。


まるで、それは……そう。夢の様に思えてしまったんです。


だから、私はそうじゃないかを確かめる為に、Oさんの目の前で自分の頬をつねってみました。


「……痛い。夢じゃ、無い」


つねった途端に、頬に広がっていく痛み。


それを感じた事で、私はこれが夢では無く、現実なのだと気づきました。


「それじゃあ、私……オーディションに合格して、アイドルになれるんですねっ!」


そしてそれに気がつくと、私は大声で思わず、Oさんに向けてそう叫んでいました。


嬉しさのあまり、つい大声を上げてしまった……けど、それぐらいに嬉しかったんです。





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