島村卯月「マーキング」
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40:名無しNIPPER[saga]
2017/05/08(月) 10:54:57.89 ID:n8J7R9n90
「あ、憧れ……ですか?」


「は、はい。私も……卯月ちゃんがこの事務所に入ったのと同じぐらいに入所はしてるんですけど、一向にデビューできなくて。で、でも、卯月ちゃんは所属してから間もない頃にデビューしてて、す、凄いなぁ……なんて、思ってたんです」


「そ、そんな……私は別に、凄くなんてありませんよ」


私を褒める様な美穂ちゃんの言葉に、私はそう言って否定をしました。


これは謙遜でも無く、本心からの言葉です。


だって、ニュージェネレーションの中で私が突出して凄かったという訳でも無いですし。


あのユニットが成功したのは、凛ちゃんに未央ちゃん……私達三人がお互いに支えあい、頑張った結果だったからだと思います。


それに、私が早くにデビューできたのはプロデューサーさんのお陰でしたし、私自身の力で勝ち取ったものではありません。


「お仕事でも失敗する事もありますし、まだまだ未熟なアイドルですから」


そう言った後、私は美穂ちゃんの傍にへと近寄り、その手をギュッと握ります。





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